コラム
リフォームの種類と特徴を徹底解説!自宅をリニューアルするための基礎知識
2023年03月28日
キッチンリフォーム
キッチンには対面式、壁付け、ペニンシュラ、アイランドなどのタイプがあります。
キッチンのタイプや間取りは、調理しやすさや家族とのコミュニケーションなどを考慮して選ばれます。
ここでは、対面式の特徴とメリット・デメリットを解説しますしょう。
対面式のキッチンとは、前面がリビングやダイニングに向けて設置されたキッチンのことです。
メリットは以下のとおりです。
部屋の様子が分かる
キッチンの前面にリビング・ダイニングがあるので、家族の様子が見えますし、調理しながら家族とのコミュニケーションが楽にできます。
圧迫感が無い
前面が広い空間なので、開放感が感じられます。
一方、デメリットは以下のものです。
臭い、油・水ハネがある
油や水が前方のリビング・ダイニングに跳ねやすく、臭いも部屋中に伝わりやすいです。
キッチンの間取りが広い
壁側とキッチン側の間に通路を設けなければならないので、キッチンの間取りを広くしなければなりません。
収納力がない
リビング:等に面している空間には棚の設置ができません。
バスルームリフォーム
浴室のタイプには、ユニットバス、在来工法によるもの、ハーフユニットバスなどがあります。
最もよく見かけるユニットバスへのリフォームについて解説しましょう。
ユニットバスとは、床や壁、天井、浴槽などがワンセットとなったタイプの浴室です。
メリットは以下のとおりです。
断熱性が高い
ユニットバスは継ぎ目がなく、素材が断熱性の高いものを使用しているので、冬でもあまり寒さを感じません。
光熱費が節約できる
断熱効果の優れた高断熱浴槽を使用すれば、お湯が冷めにくいので省エネができ、光熱費をカットできます。
手入れがしやすい
ユニットバスの素材はカビや汚れに強く、掃除がしやすいものが使用されています。
窓リフォーム
結露・断熱・防音・防犯・防災などの対策として窓リフォームは有効です。
窓リフォームのメリットは以下のとおりです。
結露を防ぐ
結露は室内外の温度差が大きいと発生しやすくなります。
高い断熱性のある素材を使った窓ガラスにすることで、室内外の温度差を解消可能です。
断熱性を高める
リフォームによって窓ガラスの断熱性を高めることで、省エネ・暖房費のコスト削減ができます。
日射を防ぐ
窓ガラスを日射遮蔽型のLow-Eガラスにリフォームすることで、日射を遮断可能です。
防音性を高める
防音性のある窓ガラスにリフォームすると、外部からの音を遮断できますし、逆に部屋の中の音が外部に伝わるのを防ぎます。
防犯性を高める
破られにくい素材の窓ガラスにリフォームすれば、防犯性を高めるとともに、台風や地震でも安心でしょう。
フローリングリフォーム
床をリフォームする場合、人気があるのがフローリングリフォームです。
フローリングリフォームのメリットは以下のとおりです。
ダニが発生しにくい
掃除がしやすいので、ダニが発生しにくい清潔な床にしておくことができます。
メンテナンスが不要
フローリングは耐用年数が長く、摩擦にも強いので、ほとんど張り替えなどのメンテナンスの必要がありません。
一方、デメリットには以下のものがあります。
足が冷えやすく疲れやすくなる
夏は素足でも平気ですが、冬は足が冷えるので床暖房などの対策が必要です。
また、硬い材質のフローリングは、足が疲れやすくなります。
水に弱い
床材が水を含むと床材が膨張したり、変色したりしてしまいます。
水をこぼしたら、即座に拭き取って乾拭きしなければなりません。
壁リフォーム
壁には、土壁、砂壁、クロス壁などがありますが、最近は土壁や砂壁の持つ機能が見直されるようになってきました。
ここでは土壁のメリット・デメリットを見ていきましょう。
まずは、メリットからご説明します。
耐火・断熱性
土は燃えにくいため、火災の時でも延焼を防ぐことが可能です。
吸音・遮音性
土壁は高い吸音性・遮音性があり、コンサートホールなどでも採用されている場合があります。
有害物質の吸着
人体に有害な物質を取り込んで吸着してしまうため、アレルギーや嫌な匂いを抑える働きがあります。
独自のデザイン性
技術の高い左官職人によって、壁面を好みのデザイン性に変えるを持たせることが可能です。
一方、デメリットは以下のものがあります。
費用が高い
職人が手作業で行うため、クロス壁の施工よりも3~5倍程度の技術料がかかるようです。
工期が長い
壁ができ上がるまでに塗る・乾燥するという工程を何度も繰り返すため、クロス壁よりも1カ月程度工期が長くなります。
リフォームの注意点
リフォームを失敗しないための注意点として以下のものがあります。
1. 家族と十分に相談する
リフォームを後悔しないためには、1人で考えず家族としっかり相談しましょう。
2. 間取りや寸法を正確に計る
少しでも正しくリフォームするために、間取りや寸法は細かい部分も正確に測ります。
3. ショールームに見学に行く
リフォームのイメージをつかむためにショールームを見学しましょう。
4. 知人のリフォーム結果を参考にする
知人や友人のリフォーム結果を見れば、改善すべきポイントが見えてきます。
5. 業者選定は慎重に
リフォーム実績や口コミ、あるいはスタッフの対応を見て業者を選定しましょう。
保障やアフターサービスが充実しているかもチェックポイントです。
費用やリフォーム業者の選び方、工期や施工方法の確認などのポイント
いくつかのリフォームを行ううえでのポイントもおさえておきましょう。
1.費用
前もってリフォームにかかる費用や諸費用などを明確にしておき、返済計画をしっかり立てておく必要があります。
2.業者
インターネットやチラシ、口コミサイトなどさまざまな情報を上手に活用して業者選定をしましょう。
3.工期
ゴールデンウィークやお盆、正月などは、業者も忙しく、工期が長引いてしまう可能性があります。
4.施工方法
管理規約や工事車両スペースをチェックしておき、工事車両が問題なく駐車できるか、何台駐車できるかなどを確かめておきましょう。
5.諸手続き
工期や内容を事前に管理組合に提出したり、近隣の住民の方に了解をもらったりすることも必要です。
まとめ
ここまで、自宅をリフォームする際に知っておきたい、各種リフォームの特徴とメリットを解説してきました。
マイホームは自分の時間を過ごす大切な空間です。
今の設備に不満やトラブルがある場合は、リフォームを検討しましょう。
理想の状態を具体的にイメージすれば、改善したいポイントや希望するリフォームの姿が明確になります。
自分に合ったリフォーム方法を選んで、快適で魅力的な住空間を実現しましょう。