コラム
家の外壁が剥がれたら?応急処置をする必要性や方法について解説
2023年05月10日
自然災害や経年劣化により、外壁が剥がれた場合、すぐに応急処置が必要になります。
外壁の剥がれに対する対処方法を知れば、被害を最小限に食い止められます。
応急処置はすぐに行うべきですが、なぜ外壁の剥がれが起きたのか原因確認が必要です。
原因によっては施工業者に責任があり、修繕費用の負担が不要となる場合もあります。
DIY初心者の方にもわかりやすく、役立つ情報も提供しておりますので参考にしてもらえると幸いです。
外壁が剥がれている!そのままにしておくのはNG
何らかの理由により外壁が剥がれていたら、修復をしなければなりません。
そのままにしておくのはNGです。
外壁が剥がれた状態にしておくと、雨漏りなどの問題が発生します。
大きな災害によって起きた外壁剥がれの場合、破損箇所を拡大してしまう可能性があります。
見つけ次第そのままにはせず、すぐに対策を行いましょう。
外壁剥がれの応急処置は必要
「外壁剥がれの原因は何ですか?」
自然災害の場合は、補修をすぐに依頼しても対応までに数か月の時間が必要な場合もあります。
広範囲の外壁剥がれは、数か月も放置状態にはできません。
応急処置を行わないと壁の状態はさらに悪化する可能性があります。
そのほかの原因で外壁剥がれが起きたとしても「大きな問題はない」「もう少ししたらリフォームするからそのままでもいいや」「面倒」「予算がない」といわず、応急処置は必ず行いましょう。
外壁剥がれの応急処置方法
外壁が剥がれた場合、剥がれた場所や剥がれ方によって応急処置方法が異なります。
部分補修程度であればDIYが可能ですが、補修箇所が広範囲になる場合には、業者に相談しましょう。
ここでは、代表的な応急処置方法を2つご紹介します。
1. 養生シートやビニールシートで雨養生
簡単な応急処置の方法として利用されるのが、養生シートやビニールシートで剥がれた外壁をカバーする雨養生といわれる方法です。
屋根や屋根に近い部分の外壁の剥がれにより雨漏り等が発生している場合、養生シート(ビニールシート)などで保護します。
雨が入らないようにしっかりと留めるようにしましょう。
大きな養生シートやビニールシートは、すぐに応急処置が必要な広範囲の場所に向いています。
養生シートやビニールシートはホームセンターでも購入できるので、費用も高額にはなりません。
2. 防水テープやシーリング材を使う
剥がれの場所が広範囲ではない、剥がれの箇所をしばらく補修する予定がない場合、防水テープやシーリング材で応急処置をします。
防水テープはその名の通り、防水加工が施されているテープです。
防水加工がされているので、雨水などの侵入を防ぎます。
粘着度の高い防水テープであれば、補修と同様の効果があります。
シーリング材は目地や隙間などに使用するペースト状の材料です。
剥がれの箇所が広範囲でなければ、シーリング材で隙間を埋めれば補修ができます。
外壁剥がれの範囲が狭い場合に使用しましょう。
外壁の剥がれが発生する3つの原因
外壁が剥がれているのをすぐに発見できない場合は、原因がわからない可能性もあります。
外壁の剥がれが起こる原因は主に3つです。
原因について詳しく紹介します。
1. 施工時の不良
新築住宅の外壁が数年ほどで剥がれ落ちてしまった場合、下塗り材の選択ミス・施工時の問題が考えられます。
施工不良の場合は、施工後2~3年程度で起きる可能性が高いため、2~3年以内に外壁剥がれが起きた際は施工業者に連絡をしましょう。
保証期間内であれば、すぐに補修工事をしてもらえます。
保証がない場合でも、施工不良と判断できる場合は補修工事を依頼してください。
2. 自然災害
日本は災害大国であり、地震や台風、そのほかの自然災害によって外壁が剥がれ落ちてしまう可能性があります。
どんなに丈夫な外壁材や施工方法をもってしても、回避できないものです。
築年数や施工状態とは関係なく、築年数が古い建物の方が外壁の剥がれが広範囲となりやすい傾向があります。
災害の種類によって外壁の剥がれ方はさまざまです。
広範囲に広がる可能性も高くなります。
3. 経年劣化
建物が古くなると外壁が剥がれてしまう可能性は高くなります。
目安は、おおよそ10年です。
10年で外壁が剥がれてきた場合は経年劣化による剥がれの可能性があります。
できれば外壁が剥がれる前に、外壁のリフォームを行いましょう。
外壁のリフォームは塗り替え・張り替えによっても費用が大きく異なります。
リフォーム業者に一度相談し、相場をチェックするのもよいでしょう。
外壁の剥がれはDIYの応急処置でも大丈夫
外壁剥がれの応急処置であれば、自分の手で行いたい方もいるでしょう。
広範囲であれ、小面積であれ応急処置のDIYは可能です。
応急処置方法で紹介した材料があれば問題ありません。
外壁剥がれの場所が小面積であれば、防水テープやシーリング材を使えば簡単に応急処置ができます。
広範囲な場所や、壁に養生シートを貼るなどの作業は危険です。
応急処置を誤ると状態を悪化させる可能性があります。
自分で適切な応急処置ができるか確認したうえで、DIYをしましょう。
まとめ
外壁が剥がれた場合に有効な応急処置方法について詳しく紹介してきました。
自然災害や経年劣化などで外壁が剥がれしまった場合、すぐに応急処置を行う必要があります。
DIYでも応急処置は可能です。
早急な修繕を前提にしている場合は、まず業者に相談してから応急処置をしましょう。
業者に相談すれば、適切な応急処置を行えます。
外壁が剥がれてしまったらすぐにすぐに応急処置をしてください。