コラム

ドアのない場所にドアを後付けする費用は?相場と失敗しない方法を徹底解説

2025年07月13日

「ここにドアがあったら便利なのに…と思ったことはありませんか?」

部屋の間仕切りや目隠し、防音・断熱対策として、ドアのない場所に後からドアを取り付けたいというニーズは年々増えています。
とはいえ、「工事費はどのくらい?」「壁を壊さないと無理?」など、不安もつきものです。

本記事では、ドア後付けにかかる費用の最新相場や、コストを抑えるための選び方・施工のコツをわかりやすく解説します。
理想の空間づくりを無理なく実現したい方は、ぜひ参考にしてください。

ドアのない場所にドアを後付けする費用は?相場と失敗しない方法を徹底解説

ドアのないところにドアをつける費用と相場について

ドアのない場所へ新たにドアを設置する場合、その費用や方法にはさまざまなポイントがあります。
特に、どんなドアを選ぶか、どのような壁へ設置するかによっても価格や工事内容に大きく差が出ます。

以下では、最新の相場情報と、費用をできるだけ抑える具体的な工夫について丁寧に解説します。
これからドア設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

既存の壁構造が費用に与える影響

ドアを新設する壁が「木造」なのか「鉄骨造」なのか、「石膏ボード」「コンクリート」などの違いによって、工事の難易度や必要な工程が大きく変わります。
木造や石膏ボードの壁は比較的切り込みや補強がしやすいため、費用が抑えやすい傾向があります。

一方で、鉄骨やコンクリートの場合は壁の切り抜きや補強工事に手間と時間がかかるため、費用が高くなることが一般的です。
事前に壁の構造をしっかり確認し見積もりを取ることが重要です。

扉の種類別による費用の違い

設置する扉の種類によっても費用は大きく異なります。

一般的な開き戸(ドア)は比較的安価に済みますが、引き戸や折れ戸、スライドドアなどはレールや専用の金具が必要なため、工事費用が高めになります。

また、防音・断熱性能が高いドアを選ぶ場合や、オーダーメイドのデザインを選択する場合は、材料費や施工費用がさらに上がります。
用途やご予算によって最適なドアタイプを選ぶことが費用調整のポイントとなります。

使用する素材による価格の差

ドア本体や枠に使用する素材選びも費用に大きな影響を与えます。
一般的に、アルミやスチール製のドアは耐久性や防犯性に優れますが、価格が高くなる傾向にあります。

木製ドアはナチュラルな雰囲気が魅力で価格も手ごろですが、特殊な無垢材やこだわりのデザインを選ぶとコストが上がります。
予算とデザイン性、機能性のバランスを考えて素材を検討しましょう。

費用を安く抑えるコツと工夫

費用を安く抑えるためには、既製品のドアを利用したり、壁構造の簡単な部分を選んで設置するのがポイントです。

また、数社から相見積もりを取り、費用や施工内容を比較するのも有効です。
シンプルなデザインやDIYでできる範囲の工事を検討することで、追加料金を抑えられます。

さらに、補助金や助成金制度を活用できる場合もあるので、自治体の情報も確認しましょう。

実際の費用・施工事例から見る参考価格

多くの施工事例では、木造住宅の間仕切り壁に開き戸を新設する場合で10万〜20万円程度が一般的な相場です。
引き戸やスライドドアの場合は15万〜30万円ほど、コンクリートや鉄骨への施工はさらに費用が上がるケースもあります。

ドアのデザインやグレード、電気工事の有無など個別の事情で価格が大きく変動するため、実例を参考にしつつ、自身の希望に近い事例で目安を確認しておくと安心です。

設置場所による費用の違いと注意点

ドアの設置費用は、取り付ける場所によっても大きく異なります。

リビングや廊下などの室内か、玄関・勝手口といった外部に面する場所かによって、必要な工事の内容や使用する資材にも違いが出てきます。
また、設置場所に応じて注意すべきポイントも押さえておくことが大切です。

以下でそれぞれのケースについて詳しく解説します。

リビングや廊下に新たにドアを設けるケース

室内のリビングや廊下にドアを設ける場合、主に間仕切り壁への設置が多く、比較的工事もシンプルです。
ただし、建物の構造や既存の配線・配管の状況によっては追加工事が必要になるケースもあります。

室内用ドアは防音や断熱、デザイン性など機能的な要素も多様なので、選び方次第で費用に開きが出ます。
施工にあたっては、動線や家具の配置に支障がないかも合わせて検討しましょう。

玄関や勝手口に新しいドアを追加する場合

玄関や勝手口など外部に接する場所へ新設するドアは、耐久性・防犯性・断熱性などが求められるため、素材や工法もグレードアップしがちです。
その分、室内よりも費用が高くなる傾向があり、20万円以上かかることも少なくありません。

また、雨風対策や鍵の設置、外壁との調和など、注意すべきポイントも増えます。
専門知識を持った施工業者に相談し、安心して使える仕様を選ぶことが大切です。

まとめ

新しくドアを設置する工事は、見た目だけでなく機能性や生活動線、費用対効果など多くのポイントを総合的に考える必要があります。
どの箇所にどんなドアを設けるのか、将来的に必要な使い勝手やメンテナンスまで視野に入れて計画しましょう。

本記事を参考に、事前の準備や業者との打ち合わせをしっかり行い、納得できるドア設置を実現しましょう。