コラム

リフォームは住みながらでも可能?行なえる種類や注意点もご紹介

2023年11月30日

リフォームをする際、「できるなら一時的な引っ越しをせずに行ないたい」と考えている方は多いでしょう。
リフォームは住みながらできるものと難しいものがあります。
住みながらできるリフォームの種類を知っておけば、引っ越しするかどうかの判断もしやすいでしょう。

今回は、住みながらできるリフォームの種類や注意点などを紹介します。

リフォームは住みながらでも可能?行なえる種類や注意点もご紹介

住みながらできるリフォームとは?

はじめに、住みながらできるリフォームの特徴や条件を紹介します。
ここで紹介するようなリフォームは、住みながらでも行なえる可能性が高めです。
ただし、家の構造や住人の健康状態によっては小規模なリフォームでも家移りが必要な場合もあります。
ここで紹介した事例を目安とし、リフォーム業者と話し合って決断してください。

短期間で完了する部分的なリフォーム

1週間程度で完了する部分的なリフォームは、住みながらでも可能です。
例えば、和室を洋室にするリフォーム、窓を二重にするリフォーム、ドアを取り替えるリフォームなどがあげられます。

部分的なリフォームならば、その部屋を使わなければ生活可能です。
音やホコリは発生しますが、音は工事中しか発生しません。
また、ホコリはドアを閉めるなどで対応可能です。

ただし、荷物がある場合は別の場所に移動する必要があります。
荷物の置き場所がなければ、レンタルボックスや貸倉庫などを利用しましょう。
このほか、リフォーム工事によっては防犯にも気を配ってください。

水回りも1か所くらいなら住みながらリフォームできる

トイレやお風呂、キッチンなどの水回りも1か所くらいならば住みながらリフォームが可能です。
例えば、トイレでも便器の交換だけならば半日程度で終るので済みながらリフォームできます。
トイレ以外ならば、1日以上使えなくても銭湯を利用したり外食したりすれば対応可能です。

水回りのリフォームは時間がかかると思われがちですが、工事の方法によっては半日~数日で終ります。
また、水回りはキッチン以外は荷物が少なめなため、移動も簡単です。

住みながらのリフォームが難しいものは?

一方、工夫しても住みながらのリフォームが難しいケースもあります。
ここでは、家移りが必要なリフォームの実例を紹介するので、参考にしてください。

大規模なリフォーム

スケルトンリフォームをはじめとして、間取りを大幅に変えるリフォームは住みながらでは行なえません。
工期も長く家中の荷物も全て移動が必要なため、ウィークリーマンションなどに一時的に住まいを移しましょう。

また、水回りを複数箇所同時にリフォームする場合も、一時的な引越しが必要です。
お風呂だけ、トイレだけのリフォームならば住みながらでも行なえます。
しかし、トイレとお風呂が使えない場合や、キッチンとお風呂が使えない場合は生活に支障が出る場合も多いので、引越しがおすすめです。

音がうるさかったりホコリが大量に出たりするリフォーム

音がうるさかったりホコリが大量に出たりする可能性があるリフォームをおこなう場合は、住まいを移したほうがいいでしょう。
音やホコリは、思っている以上にストレスになります。
特に、小さい子どもや高齢者には悪影響が出る可能性があります。

リフォームが短期間の場合は、ビジネスホテルなどの利用も検討してみましょう。
1~2泊程度ならば、金銭的な負担も軽めです。

住みながらリフォームするメリットととは

ここでは、住みながらリフォームするメリットについて解説します。
住みながらリフォームをするか一時的に住まいを移すか検討中の方は、判断の参考にしてください。

仮住まいの費用を節約できる

家を借りる場合、安くても10万円以上の費用がかかります。
荷物も一緒に移すならば引っ越し費用も必要です。
住みながらリフォームできれば、引っ越し費用を節約できます。
リフォームは何かと費用がかかるため、節約は大事です。

また、短期間でも引越し荷造りが必要なので、その手間も省けます。

リフォームの様子を確認できる

住みながらリフォームする場合、リフォーム工事の様子をリアルタイムで確認できます。
リフォーム会社の大半がしっかりと工事をしてくれる優良な会社ですが、それでも施主が見ているのと見ていないのでは、仕上がりに差が出る可能性があります。

また、リフォーム工事を確認できると多少の変更指示も可能です。
大がかりな変更はできませんが、「コンセントの位置をあと数ミリ上げて」といったお願いは聞いてくれる可能性があります。

音やホコリ・人の気配が苦手な方は注意する

前述したように、リフォームは音やホコリがどうしても発生します。
大きな音が苦手、呼吸器官が弱くてホコリっぽいところにいられないといった場合は住居を移したほうがいいでしょう。

特に事前調査の結果、建材にアスベストが含まれていると分かった場合は、飛散しないように対策がたてられていても、健康に悪影響が出る恐れもあります。
不安な場合は、工務店と相談したうえで決めてください。

まとめ

今回は、住みながらリフォームできる事例と、できるならばリフォームする際は家を移ったほうがおすすめな事例の両方を紹介しました。

近年は技術の進歩により、以前よりもリフォームの工期が短くなっている工事もあります。
住みながらリフォームできれば引っ越しする手間や費用が省ける一方、生活に支障が出る恐れもあります。
特に、古い家をリフォームする場合はアスベストなどが建材に含まれている恐れもあるので注意が必要です。
家族やリフォーム会社と良く相談してどうするか決めましょう。