コラム

サイディングとガルバリウムの特徴や違いを解説!費用や選び方も紹介

2023年07月31日

サイディングとガルバリウムは両方とも外壁素材として人気です。
だからこそ、どちらを選べばいいか迷う方も多いでしょう。
サイディングとガルバリウムはそれぞれにメリット・デメリットや、特徴があります。

今回は、サイディングとガルバリウムの特徴やそれぞれに適しているケースを紹介します。
家を建てたりリフォームしたりする予定の方は、ぜひ参考にしてください。

サイディングとガルバリウムの特徴や違いを解説!費用や選び方も紹介

サイディングとガルバリウムそれぞれの特徴を解説

はじめに、サイディングとガルバリウムのそれぞれの特徴を解説します。
ガルバリウムとサイディングは両方とも人気のある外壁建材です。
どちらを選んでいいか迷っている方は、参考にしてください。

サイディングの特徴とメリット・デメリット・費用相場

サイディングとは、セメントと木材繊維などを薄く加工して高熱処理をした外壁材です。
別名を窯業系サイディングといい、一般住宅から商業ビルまで幅広く使われています。
工場で統一規格によって生産され、現場でパネルのように貼り付けて使用します。
そのため、外壁材の中では安価です。

デザイン性が高いのもサイディングの大きなメリットです。
デザインによっては、外壁を木目調にしたりレンガ調にしたりと自由自在にできます。
実際のレンガや木材を使うより費用を抑えて施工でき、お手入れも簡単です。

その一方で、防水性が低く熱が籠もりやすいといったデメリットがあります。
住んでいる地域によっては、家の中の気温が高くなりやすく頻繁にメンテナンスが必要です。

施工費用は1㎡あたり4,000~5,000円です。

ガルバリウムの特徴とメリット・デメリット・費用相場

ガルバリウムはアルミニウムや亜鉛の合金であり、
外壁材・屋根材として使用されます。
外壁や屋根材に使われる金属建材としてはトタンが有名です。
ガルバリウムは、このトタンに変わる建材として急速に普及しました。

金属素材の中では安価で取り扱っている工務店も多いので、使用しやすいのが大きなメリットです。
外壁材としてガルバリウムを採用する場合には、4,000~6,000円がかかります。
なお、「金属系サイディング」はガルバリウムと同義語です。

傷がつくとあっというまに錆びが出てしまうのが、この建材のデメリットです。
ガルバリウムは金属素材の中では錆びにくい素材として知られています。
しかし、傷がつけばそこから錆びは発生しがちです。
衝撃に弱くボールなどがぶつかると、たやすくへこんでしまう素材でもあります。

サイディングとガルバリウムがそれぞれ適している家の特徴

サイディングとガルバリウムで迷っている場合は、家の特徴や施主の希望に合わせて選ぶのがよいでしょう。
ここでは、サイディングとガルバリウムがそれぞれ適している家の特徴を紹介します。

サイディングが適している場合の特徴

種類が豊富で高いデザイン性があるのが、サイディングの特徴です。
したがって、デザイン性の高い外壁を作りたい場合は、サイディングのほうが適しています。
また、サイディングのほうが若干1㎡あたりの費用が安価です。

新築で家を建てる場合や、デザイン性の高い家を建てたい時にもこの建材は適しています。
サイディングのほうが選択肢が広く、満足しやすい仕上がりになりやすいためです。

台風など外壁に衝撃が生じる災害が発生しやすい地域ならば、サイディングのほうが外壁が傷つきにくく長持ちしやすい傾向にあります。

なお、リフォームでサイディングを利用したい場合は、重ね張りではなく張り替えをするとよいでしょう。

ガルバリウムが適している場合の特徴

ガルバリウムは耐久性の高さもさることながら、ほかの外壁素材に比べると圧倒的に軽いのもメリットです。
そのため、新築を施工する場合はもちろんのこと、リフォーム素材としても適しています。

一度古い外壁を外して新しい外壁を張り直すか、古い外壁のうえから新しい外壁を張るカバー工法に採用しましょう。
外壁に負担をかけずにリフォームしたい場合なら、ガルバリウムを建材の選択肢に加えてください。
災害が少なく外壁に衝撃が加わる恐れが少ない場所ならば、新築の外壁としてこの建材を利用できます。

サイディングに比べて耐用年数も高いので、リフォームの頻度を可能な限り抑えたい場合にもぴったりです。

施工業者の選び方

サイディングとガルバリウム、どちらの外壁を選択する場合でも施工経験が豊富な業者を選びましょう。

外壁の施工やリフォームを行う業者はたくさんあります。
中には、施工費用の安さをアピールポイントにする業者もいるでしょう。
しかし、満足いく施工に仕上がらなかったり、耐用年数が予定よりも短くなったりすれば、費用が安くても意味がありません。

サイディングやガルバリウムの外壁を施工した経験が豊富な業者に、施工は必ず依頼しましょう。
可能ならば施工事例を見せてもらえば、自信を持って依頼できます。
相場を知りたい場合は相見積もりを取ってください。

まとめ

サイディングはデザインにこだわる方向けの建材、ガルバリウムは耐久性を重視したい方向けの建材です。

サイディングは安価ですが、耐久性が低いデメリットもあります。
ガルバリウムにも衝撃に弱い適して錆が発生すると寿命が短くなる難点もあるため、メリット・デメリットを把握し選ぶのが大切です。

どちらの特徴が強く出るか、家の建っている環境などとも照らし合わせて選択してください。